Communal Food Market

阪急うめだ本店の地下2階にある
「コミューナルフードマーケット」。
伝えたい物語のある７つのショップから
夏の贈りものを選びませんか。

地域を元気にする素材、環境を考えたモノづくり、
受け継がれてきた味わいなど
未来へと伝えたいおいしいものたちです。

牛を育てる高い志と
愛情がいっぱいクラフトミルクショップ

生き物としての牛に寄り添う牧場でのびのびと育った
乳牛のミルクを使って

　「クラフトミルクショップ」は、牛本来の食料である牧草を主に食べ、自然の中でのびのびと育てられた乳牛のミルクにこだわっています。飲み比べてみるとわかるのですが、そのミルクの味わいは、牧草の種類はもちろん地域や気候、土壌、また春・夏・秋・冬と季節によっても変わります。
　そして、自然の味わいをできるだけいかせるように、通常の殺菌温度より低い65℃で殺菌し、ミルクの脂肪球をそのままいかす加工方法にもこだわった牧場を厳選。広い牧草地が必要になることもあり、日本ではこのような飼育方法に取り組む牧場は、そう多くはありません。まさに高い志と愛情あふれる貴重な味わいです。

果物がアイデアを
刺激するコンフィチュールフラべド

1年中果物が実る熊本の工房から生産者もお客様も幸せになる味

新鮮で完熟した果物を使ってコンフィチュールを作りたいと東京から熊本に移り住んだシェフの鶴見昂。ブランド名の「FLAVÉDO（フラべド）」は、柑橘のさわやかな香りを放ち、果肉を乾燥や衝撃から守ってくれる“外果皮（がいかひ）”を指す言葉。コンフィチュール作りに大切な香りと鮮度をいかしたいというシェフの思いが込められています。
　生産現場を訪ね、素晴らしい作り手との出会いを重ねるほどに、このおいしさをたくさんの人に知ってほしいという思いが深まる鶴見シェフ。果物そのもののおいしさをいかすために、できるだけ砂糖を減らしてていねいに仕上げています。「冷たいドリンクに入れるのもいいですね」と、楽しみ方のアイデアもいただきました。

歴史ある“餡”を、
未来ある“餡”に京らく製あん所

幅広い年代の方に餡のおいしさを！伝統を守りながらの挑戦が続く

小豆のほのかな香りと甘さに癒される“ 餡”のスイーツ。「京らく製あん所」は、“餡”の魅力をもっと引き出したい、どの世代にも楽しんでほしいという思いを込めて、伝統ある銅釜直火炊きの餡が自慢の製餡所と、お菓子をプロデュースする会社がタッグを組んで立ち上げたブランドです。代表菓は、小豆の風味がいきた“ 生あんこ”を使った、どら焼き“ 虎嘯（こしょう）”。この1年で、若いファンも増えました。
　社長でお菓子プロデューサーの宇都賢一さんは、夏の贈りものとして幅広い方に喜んでいただける水ようかんとあんみつを創作。小豆の風味や食感、みずみずしさがいきた、ひと味ちがう涼菓に仕上がりました。

こだわりは、
千葉県・八街産の
天日干し落花生ピーナッツショップDoré

千葉県・八街産落花生のコクと旨み未来へ伝えるために
生産者を守る取組みも

国内産の落花生の約75％が千葉県産。中でも八街市の生産量は全国一を誇ります。「ピーナッツショップ Doré（ドレ）」の落花生は、三代にわたって八街産落花生の加工を手がける「豆処いけみや」の豆。「豆処いけみや」は、甘みや食感が増す昔ながらの天日干し、殻付きにこだわり、高齢化が進む契約農家の生産現場にもしっかりと関わりながら、八街産落花生の豊かな味わいを未来へ伝えたいと、奮闘しています。
　ショップでは殻付きの豆はもちろん、その場で搾ったピーナッツバター、焼菓子、ピーナッツクリーム、クラッシュピーナッツの食感が楽しいソフトクリームで、そのおいしさを伝えています。

千葉県・八街産の落花生の甘み、コク、香ばしさをいかした焼菓子とペースト、クリームの詰合せ。たとえば生地にペーストを練り込んだフィナンシェに、ピーナッツクリームを合わせてダブルで楽しむのも。